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病院の種類を知ろう!

医療福祉
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今回は病院の種類についてのお話です。

前回の「退院するときの不安解消に関する記事」でもお伝えしたように、病院には様々な種類があるんです。

その種類を知っていると、今後の生活に役に立つことがあると思いますよ^^

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病院は大きく分けて3種類




病院の種類は大きく3つに分けられます。

①積極的な治療をする救急病院

医療関係者は急性期病院といいます。

(細かく分けるとここも高度急性期、と一般急性期に分けることもありますが、省略します^^;)

 

②リハビリなどを目的とするリハビリ病院

医療関係者は回復期病院といいます。

 

③長期の療養が必要な人のための療養病院

医療関係者は慢性期病院といいます。

急性期病院の特徴

読んで字のごとく救急の患者さんが多くくる病院です。

今まさに命の危機にある人や、命に別状はないにしても手術や病院でないとできない医療行為などの積極的な治療をするための病院です。

積極的な治療を終えると、患者が意識があろうとなかろうと治療終了とともに入院の適用がなくなります

「命は助けた、あとは家族でなんとかして!」

と冷たい感じになることも…。

しかし、お金があろうがなかろうが家族がいようがいまいが治療が必要であり、治療を求めている人には医療を提供します。

入院期間は2週間未満の人がほとんど。

(疾患により異なります。)

入院中の患者さんのスケジュールは割と自由度が高いです。(パジャマや病衣で過ごします。)

食事もベッドやベッド横の床灯台でとる病院がほとんど。

入院患者には赤ちゃんからお年寄りまで全ての世代の人がいます。

回復期病院の特徴

積極的治療を終えた人が、リハビリのために入院治療できる病院です。

急性期病院入院中に医師からリハビリの継続が必要と診断された場合に転院する場合が多いです。

看護師の他にリハビリの職員が多くいます

(PT理学療法士・OT作業療法士・ST言語聴覚士など)

急性期に比べて活動時間が長く、患者さんの1日のスケジュールも結構ハードです。

(朝起きたらパジャマから運動着に着替えます。食事もご飯を食べるフロアで食べます。ベッドにいる時間は寝るときくらいです。)

急性期病院より入院できる期間は長めですが、退院の期限が決まっています

骨折後や外科手術後などで3ヶ月、脳卒中で6ヶ月が限度です。

急性期病院より入院費が高い病院が多いです。

疾患により入院適用外になることもあり、リハビリしたい人が誰でも入院できるわけではありません

(足首の骨折は入院適用外!両足折れてれば入院できます^^)

入院患者は高齢の患者さんがほとんど。たまに交通事故後や脳卒中後の若い患者さんの入院もあります。

回復期病院入院中に新しいご友人ができることも多いようです^^

慢性期の病院の特徴

救急の病院より看護師の数が少なく介護士の方が多い。24時間の点滴(CV)や酸素療法・など継続が必要な医療行為がないと入院ができない

急性期・回復期の病院よりもさらにお金が高い。

看取るまでの入院が可能。(もちろん希望があれば退院可能)

 

あなたの家の近くにも

「あの病院に行くとみんな死ぬ。怖い病院だ。とんだヤブ医者がいるもんだ。」

なんていう噂のある病院はありませんか?

きっとその病院は慢性期の病院だと思います。

その病院に行ったから亡くなったわけではなく、看取るまでケアしているのです。

もちろんそこにいる医師もヤブ医者なのではありません

緩和ケアのプロ。看取りのプロなのです。

もし、そんな話をしている人を見つけたらそっと訂正してあげてくださいね^^

入院患者さんは寝たきりの方がほとんど。高齢者が多いです。がんの終末期の方なども多くいらっしゃいます。

入院費ってどれくらい?

75歳以上の高齢者(後期高齢者1割の保険)の方が入院した場合

急性期 7万円程度/月

回復期 15万円以上/月

慢性期 20万円以上/月

 

病院によっても異なりますが、個室などの利用をしない場合でも上記のイメージです。

「急性期って看護師も多くて手厚いから退院したくない。しかも入院費お安いし」

っていう常連の患者さんのご家族のご意見ごもっともです^^;でもね、急性期病院が急性期であり続けるためには、退院しなきゃならないワケなのです。

救世主誕生!包括ケア病棟

また小難しい話が続きましたが、2016年に新しいスタイルの入院システムが誕生しました!!

リハビリの適用がどーのとか継続が必要な医療行為がどーのとか細かいごちゃごちゃしたことは考えず、とりあえず2ヶ月入院させてあげる!ってのがこの包括ケア病棟です。

包括ケア病棟の入院の条件は

とにかく2ヶ月以内に絶対退院できること

それだけです。(退院先は自宅が望ましいです。)

まとめ

ずっと入院してたい人なんてなかなかいないと思います。

でも自分の家族が入院し、退院後、自分が介護しなきゃならなくなったらどうでしょう?

仕事を辞めてすぐに介護できますか?

そんな時にこの情報がお役に立てたらハルは嬉しいです。




 

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