こんにちは!
今回はジュニアのランニングシューズ選びに関する情報です。
うちの子2人は4年前から陸上教室に通っているのですが、
子供がランニングシューズによる足の痛みを引き起こした経験があります。
そのことがきっかけで、ランニングシューズにかなり詳しい治療家の方と出会うことができました。ランニングの専門誌のシューズのコラムを書くような方です。
この雑誌にその方の記事が書かれています。
その方にシューズ選びについてのポイントを教わってからは、シューズ選びにとことんこだわっています。
何にも知らない頃は、

陸上競技はランニングシューズが1足あればできるからお金かからなくて親も楽チン!
なんて思っていましたが、ジョグ用とレース用でシューズは2足必要です。
練習のたびにいっぱい走るため、シューズは半年持たずにすぐにダメになるのです^^;
子供たちは、4年間で何足ものランニングシューズを履きつぶしてきています。
なので、こどものランニングシューズの中で今まで使ってきて良かったシューズと悪かったシューズを赤裸々に告白したいと思います。
小学生のランニングシューズ選びでこだわるべきポイントとは?
・運動会で速く走りたい! ・マラソン大会で順位を上げたい! ・陸上の大会で自己ベストを更新したい!
など子供のやる気をサポートするためにもシューズ選びは重要です。
うちの場合こどものやる気スイッチをONにしたい時にも、

新しいランニングシューズ買いに行こうか!
が効果抜群!!
・ソールの厚い靴にする。
・インソールがなるべくフラットな靴にする。
・靴紐は平ひもを選ぶ。
・大きすぎないシューズにする。(実際のサイズの0.5センチアップまで!)
なんの知識もなかった最初の頃は軽いランニングシューズがいいシューズだと思い込んでいました。
だってお値段も軽いシューズの方が高いんですもん!
(高いシューズの方がいいシューズだって普通は思いますよね?)
小学生のランニングシューズは軽い方が良いって本当?
実はウソです。
とはいえ重い方が良いというわけでもありません^^;
ランニングシューズを選ぶ時、昔のハルみたいに軽さを重視していませんか?
子供のランニングシューズ選びでは 軽さ はそこまで重要ではありません。
軽いランニングシューズを子供にオススメしない理由とは?
軽い靴がなぜよくないかというと、
軽い靴は大抵 靴底が薄い です。靴底の薄い靴は子供には危険です。
筋肉も発展途上ですし、走るフォームによっては薄くて軽いランニングシューズがこどもの足を痛めることだってあるのです。
↑これは子供にオススメできないやつ!大人のランナーに人気のシューズですけどね!
ソールの厚い(厚底)のランニングシューズを選ぼう!
ここです!靴底が厚いランニングシューズを選んであげるのが重要なんです!!

厚底って言っても、昔アラフォー世代が安室ちゃんに憧れて履いてたようなやつではダメですよw
厚底で クッションが効いている靴はスピードが落ちる なんて聞いたことがあるかもしれませんが、それは大人のアスリートランナーの話です。
こどもの走力が1000m3分台だからといって、タイム別にお店に展示してある薄くて軽いランニングシューズを手にしてはいけません。
例えばナイキのスピードレーサー。
ナイキのルナスパイダーも
これは、大人のハイスピードランナーは好きなやつだけど子供が履くには軽すぎてさらに硬すぎます。
2017年の箱根駅伝の時にたくさんの大学生ランナーがこぞって履いていたアレです!!
ピンクとイエローの靴がナイキのルナスパイダーです。
— 読売新聞箱根駅伝 (@YOL_hakone) 2017年1月3日
そして、お値段が高いのに耐久性がないんです。つまり、すぐに靴底がボロボロになってしまうのです。
そして、せっかく高いお金出して買ったから…なんてその靴を履き続けるとこどもの足が故障します。
子供が走る時にしっかりと地面の衝撃から足を守ってくれる靴を選びましょう!
厚底の方が、安価ですし、シューズの寿命も長いです。
インソールがフラットなものを選ぼう!
ランニングシューズのインソールにも注目しましょう!
最近のランニングシューズのインソール(中敷)は土踏まずの部分があえてボコっと盛り上がったような作りになているのもが増えています。
足のアーチを作って正しい足の形に導くための工夫だと思われますが、これが故障を招く場合があるのです…;;
うちの子の足は真っ平らな扁平足でして、そんな足の子がこのタイプのシューズをなんとなく履くと、一歩走るごとに足首にヒネリが入ってしまうのです。
1ヶ月もしないうちに痛みが出てしまいました。
その時に履いていたシューズがこれ!
しかし、このシューズが悪いシューズというわけではありません。
実はオススメしたいシューズもコレなのです。
どういうことかというと、履き方に注意が必要なシューズなんです。詳しくは後ほど!
ランニングシューズは平ひもに限る!
気にいったデザインやはき心地のランニングシューズに出会ったら、ぜひその靴紐にも注目してください!
丸ひもについて
(シューレース型のレーザービーム!破れてボロボロです^^;)
最近はファッション性が重視され、丸ひも のランニングシューズが増えています。
丸ひもには丸ひもの良さもあるのですが、締め付けないフィット感が命のランニングのシューズには丸ひもは向いていません。
丸ひもは伸縮性があり、解けやすく、普段履きのスニーカーならとても使い心地が良いかもしれません。
ランニングの際はほどけやすいのは致命的です。
しっかりと足にフィットさせて丸ひもを締めると線で足を固定するため一部に圧がかかりやすく、足が痛くなりやすいです。
しっかり靴ヒモをしめてはいたとしてもすぐに紐が伸びて緩んできてしまいます。
しまいには紐が切れるということもあります。
平ひもについて
一方平ひもは、一度フィットさせて結ぶとほどけにくく伸縮しないのでフィット感は保たれますし、靴と足を面で固定するのがランニングシューズのヒモとして最適である理由です。
(丸ひもは線で固定するイメージです)
気に入ったシューズが丸紐なら、ぜひ靴紐コーナーで平ひもをを別で購入し、付け替えることをお勧めします。
靴紐って1組だいたい200円から500円くらいでとってもお安いんですよ!
ランニングシューズのサイズに注意!
ランニングシューズを選んでいると決まってシューズショップの店員さんが言うセリフがあります。

いつもよりワンサイズ大きめを選んだほうがいいですよ!走っているうちに足がむくんで大きくなりますから!
これ、実は間違っているんです!
よほどの代謝異常がない限り子供の足はむくんだりしません。なぜなら、3キロ以上の長距離を走るようなレースはしませんから。
なので、大きめと言っても0.5センチ程度までにしましょう!
今ぴったりのサイズを選ぶことが理想なのですが、子供の場合は足のサイズアップがある(単純に成長して足が大きくなる)ため
コスト削減で0.5センチ大き目を買ってちょっと長めに履く
と言うセコ技を使ってきました。
子供のランニングシューズを考えた時、大切なのはシューズの履き方です!
先ほどのナイキのスピードライバルという靴ですが、
非常にいい靴なんです。ただし、ちゃんと履けば。という条件付きです。
適当に履くと足を壊しますので要注意ですよ!
うちの子はちゃんとインソールに足を合わせない状態でこの靴を履いたため、足が痛くなってしまっているということでした。
ランニングシューズをちゃんと履くコツとは?
・しっかり踵を合わせる(踵をトントンとしながら履く)
・足の小指がしっかりインソールに乗るように足裏をインソールぴったり合わせる。
・ひもを一度全部外して平ひもで一からシューラッピングする。
・ひもをきつく締めすぎない。
シューラッピングとは?
ランニングシューズの専門家によると、
靴は履くものではなく、巻くもの
なんだそうです。
①靴紐を全てシューズの穴から抜いた状態で足を入れます。
②インソールと踵をしっかり合わせた状態を作ります。
③インソールに小指がちゃんとしっかり乗っているかチェックします。
④靴の外側から内側へとシューズを巻いていきます。
⑤つま先あたりを掴み、しっかり靴ごと曲げた状態にして紐を通して締めていきます。
⑥最後はヒールロックという締め方でシューラッピング終了!
一度しっかりとこの作業をすることが大切です。
売っている靴紐の状態で、そのまま履くのはオススメしません。
スポーツをしっかりやりたい子供はこのシューラッピングができると伸びますよ!!
めんどくさそうに思うかもしれませんが、コレ、毎回しなくていいんです。
一度やっておくとあとは結び目を解くだけで簡単に脱げますし、履けます。
靴の履き方を見直してからというものナイキのスピードライバル6で記録がどんどん伸びてすっかり気に入った様子の息子くん。
この靴を3回連続でリピ買い(色違いで)してました。
ナイキのスピードライバル6がオススメな理由
・このシューズはサイズもカラーも豊富です。
・コスパ最強!
カラーが前のシーズンのものというだけで値下げになっている商品も見つけられるはずですよ!安いものだと4000円未満で見つかります。
・価格の安さの割にしっかりと機能も兼ね備えています。
・しっかりと衝撃を和らげてくれるのに前に進む力を分散させない工夫がしてあるという点です。
ジョグシューズもスピードライバル6
レースシューズもスピードライバル6
で走るたびに記録を更新していきました。
ナイキ エア ズーム スピード ライバル 6 ユニセックス ランニングシューズは、超軽量なレーサーシューズとトレーナーシューズのハイブリッドデザイン。薄型クッショニングとワッフルパターンのラバーアウトソールで、サポート力のある衝撃吸収性と優れたトラクションを実現しています。
引用:NIKE公式HP
難点なのは、靴の寿命はそれほど長くないことです。
靴の裏を見ると半年経っていなくてもかかとのあたりが削れ、ボコボコとしていたはずの部分もスベスベになっています。
ランニングシューズの買い替えの目安は?
靴の専門家の方によると、

子供のトレーニング用のシューズに関しては、
アウトソール(靴の裏のゴム)の部分が多少すり減っても靴がちょっと破れてもそんなに対して影響はない。
靴裏がすり減ってグリップが弱くなった靴(育った靴)で一生懸命走ることで走力がつくので履き続けたっていい。
なんていう目から鱗の発言が飛び出しました!!
なので、靴の買い替えどきは、
サイズが小さくなった時か、ミッドソール(靴裏のゴムの下の素材)が見えてきた時ですね!
うちの場合靴裏がすり減る前に足が大きくなって履けなくなることがほとんどでした!
今まで使ったシューズを紹介
アシックスのレーザービーム
ひもを自分で結べない子はマジックテープ式がオススメです。うちも小学校3年くらいまでマジックテープ式を履かせていました。
アシックスのレーザービームはジュニアにはとってもおすすめの靴です。
陸上クラブでも圧倒的人気を誇るレーザービームですが、そのうちちょっとお兄さんお姉さんが履いているシューズが気になってくるようです。
ミズノのマキシマイザー
22センチまではジュニアサイズなのでレーザービーム一択で3足くらい履き潰し、23センチになったらいよいよ靴を選ぶ世界が広がってきます!!
この靴も非常に履きやすいようで、今は通学用に使っています。息子のお気に入りです。

これすごく走りやすいよ!クッションがしっかりしてて気持ちがいい!!
アシックスのライトレーサー
・かかと部のフィット性を追求したラスト設計。
・アッパー前足部に採用した、通気性とホールド性に優れたメッシュが、屈曲時の足当たりも軽減。
・アウターソールの十字型意匠が、前後左右へのグリップ力を発揮。
・ミッドソールかかと部には高硬度の素材をU字型に搭載し、走行時の安定性を追求。
・部活トレーニングに適した一足。
引用:アシックス公式サイト
このシューズは息子がいうには、

この靴はさ、フィットするんだけどなんか硬いんだよね…
普通はライトレーサーはトレーニングシューズ用なんですが去年の駅伝シーズンはこの靴で走りました。
いい結果が出たのでご褒美にランニングシューズをプレゼント!

最近みんなナイキの靴になってるんだよ。コーチも中学生もこれ履いてるんだよ!
という息子の憧れだったランニングシューズがこちら!
ナイキのエアズームスピードライバル6

ナイキのシューズの方が走った時にバネがある感じで走りやすい!こっちの方が好き!
この靴を履いて練習に行って帰ってきた瞬間即答でした。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます!
走ることが大好きな子供にとって、ランニングシューズは なくてはならない相棒 のような存在ですよね!
子供によってランニングシューズの好みはそれぞれですが、まず一番に気にしないとならないのはそのシューズでを履くことで怪我をしないか?ということだと思います。
せっかく良かれと思った高くてかっこいいランニングシューズが原因で子供の足が故障してしまったら悲しすぎますよね!!
いい靴を買ったらちゃんとした履き方をして、そのランニングシューズの持つ最大限の効果を子供に実感させてあげてくださいね!
最後にまとめると、
・ランニングシューズは薄すぎ軽すぎに注意しよう!
・シューズをしっかりと 一からフィッティングしてシューラッピングしよう!
・平ひもがオススメ!
・サイズはピッタリから大きくても0.5センチ大き目までにしよう!
・23センチ超えたら自分好みのランニングシューズを選ぼう!
・迷ったらナイキエアズームスピードライバル6がオススメです!

静岡県東部在住のアラフォーママです。子どもは3人。
自分の生活の中から気になったことや調べたことをまとめています。
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